[東北復興支援サッカークリニック]
11月16日18時より、岩手県大槌町にある大槌町役場 城山公園体育館にて、約60名のサッカー少年少女と共に、約2時間のサッカークリニックを開催させて頂きました。
[大槌FCの現状]
大槌サッカークラブは2011年4月に、大槌FC・ジュニア、吉里吉里サッカー少年団、大槌サッカークラブの3チームが被災後に合併し発足しました。
現在在籍中の選手は当時、3年生以下の子供達で、被災により様々な影響を受けてきた中、元気に明るくボールを追い回して来ました。
現在もグランドの確保が出来ていませんが、もともとサッカー場だった仮設校舎のグランドで子供達は頑張ってサッカーを練習しています。
まずは遠藤コーチと波戸コーチが皆の前でデモンストレーションを行います!
正確なキックを披露しながら、“今の自分に満足せずに上を目指す”という大切な心の部分を子供達に伝えました。
高学年は遠藤コーチが担当しました。
みんなコーチの問いかけに一生懸命答えてくれています!
低学年は波戸コーチが担当。
はとぽっぽコーチの愛称で子供達から大人気でした!
2チームに別れた選手達が真ん中に置いてあるボールを奪い合うゲームを行いました!
作戦タイムを設け、自分たちで勝つ方法を考えます。
効果的なアイディアが子供達からたくさん出て来ました!
これが、遠藤コーチの“考える”トレーニングです!
波戸コーチが体全体を使ったボール遊びで、子供達にサッカーの楽しさを伝えます!
みんな良い笑顔!!!
上級生は相手のおしりをタッチするゲームを行いました。
どうやったら相手に触られずに、自分がタッチすればいいのか?
ここでも、頭を使ったトレーニングを行います!
低学年のシュート練習です!
小さい体を一生懸命使いながら強いシュートの打ち方を教わっています!
最後はコーチ対子供達の試合をしました!
コーチチームが先制点を決めます!
もちろん、みんなで喜ばないとノーゴールです!
最後はコーチ達から、子供達へメッセージです。
遠藤コーチは桜島、波戸コーチは淡路島という、決して恵まれた環境ではない所で育ちました。二人からのメッセージは、“どんな環境でも夢を掴むことは、自分次第で出来るんだ”という力強いものでした。
岩手県の沿岸部にある大槌町は未だに駅も復興しておらず、津波の影響が今も残っていました。
しかし、今回訪れた大槌サッカークラブは、選手とコーチ達の繋がりが強く、とても良い雰囲気の中でサッカークリニックを行わせて頂きました。
子供達もみんなそれぞれ自分の夢を持っていて、それに向かって楽しく頑張っている姿は、これから先も応援して行きたいと思います!
開催へ向け協力してくださいました、大槌サッカークラブ代表の平舘様、各コーチの皆様、本当にありがとうございました。